注1:「樹木医」とは、樹木の診断および治療、後継樹の保護育成並びに樹木保護に関する知識の普及及び指導を行う専門家です。
樹木医となるには、財団法人日本緑化センター(管轄官庁:農林水産省、国土交通省、経済産業省)により実施されている樹木医資格審査に合格し、
「樹木医」として登録されることが必要です。
また、一般社団法人日本樹木医会のホームページもご参考ください。
~ 多くの樹木を診て、根を掘って読み取る力を育む ~
小学生の時から、植木いじりが好きで造園の仕事を志しました。
日本の植木文化は世界に誇れるものであり、植木に関わる様々な技術は世界の中でも特有です。それだけ、生活と密接に関わってきた証拠です。その役割を十二分に発揮できるように管理するには、それぞれの樹木の性質を知り、それに適した管理を施す必要があります。また、同じ種類の樹木でも環境によって異なる生長を見せます。さらに、管理の方法、例えば、枝の挟み方ひとつで生長は変わってきます。様々な要因の先に樹木の姿ができあがっています。
樹木医の仕事とは、その時の姿からその樹木がどのような状況にあるかを読み取ることから始まります。 私のこだわりは‘根’です。樹木の根を中心とした研究で博士号をいただきました。今後も、多くの樹木を診て、根を掘って読み取る力を育てていきます。
樹木医 石井